漫画大好き じょにすけです。
今回は、漫画「火の鳥」を紹介させていただきます。
「火の鳥」は、“漫画の神様”とも言われる手塚治虫大先生が生涯にわたって描き続けた超大作漫画です。
漫画が大好きな僕たちにとって、避けては通れない、1度は読んでおきたい作品ではないでしょうか。
でも、、
- 何十年も前につくられた漫画
- 人の生死を題材にした物語で重そう
という理由で、興味はあるんだけど、なかなか手が伸びない。という人や、、
- 読む前に、ある程度どんなストーリーなのか?押さえておきたい
- Wikipediaを観たけど、情報量の多さ+文字ばかりでわかりにくい
という感じで、「火の鳥」の基本情報がわかりやすくまとめられてる記事をお探しの人もいると思います。
そんなわけで今回は、「火の鳥」の基本情報、あらすじを図解つきでわかりやすく解説しつつ、「火の鳥」がいかに壮大でヤバい漫画なのか?をお伝えしていきます。
どうぞご覧ください。
目次
1. 「火の鳥」基本情報
著者 | 手塚 治虫 |
---|---|
連載期間 | 1954〜1988年 |
巻数 | 単行本 全12巻 |
「火の鳥」は、手塚先生の代表作の1つで、第1回講談社出版文化賞児童まんが部門受賞作品です。また、映画、アニメ、ラジオドラマ、ビデオゲームなど、さまざまな形でリメイクされています。
連載がスタートしたのは1954年。そこから、手塚先生の晩年(亡くなる前年)1988年まで。実に34年もの長い歳月を経て描き続けられました。その間、自らの手で何度も描き直されています。
また、掲載されていた雑誌出版社の倒産や、掲載誌の休刊があって、連載がストップしたり。作中のある表現が社会問題になって、構想を練り直すことになったり。など、さまざまな逆境を乗り越えて生み出された作品が「火の鳥」です。
つくられた過程からして、もはや不死鳥です。
“漫画の神様” 手塚 治虫のライフワーク
「火の鳥」は、手塚先生がライフワークとして晩年まで描き続けた作品です。
手塚先生がどんな信念を持って、僕たちにどんなメッセージを伝えるために「火の鳥」を描き続けたのか?
気になりますね。
はい。ということで、調べました。
「とにかく漫画が大好きだった」
「読者に最高のマンガを読んでもらいたい」
「誰のために、何のためにマンガを描いているのかというのはいつでもハッキリしていましたね。」
ONLY MI SPECIAL INTERVIEW『手塚治虫がマンガに込めた想い』より
これは、担当編集者、マネージャーとして、先生のものづくりを近くで支え、現在は、手塚プロダクション社長である松谷孝征氏の証言です。
さらに、、
手塚治虫オフィシャルサイトに載っている年表を観るとわかるんですけど、
手塚先生は戦争中もマンガを描き続けています。
しかも当時、学生だった手塚少年は、医者も目指していて、大阪大学付属医学専門部に入学しているぐらいなので、勉強も大変だったと思います。戦争中にマンガを描いてるなんて不謹慎だ、ということで軍事教官からにらまれることもあったそうです。
それでもマンガを描き続ける。
マンガにかける情熱、愛がすごいですよね。
さらに、さらに、、
「手塚のマンガのテーマは自身の戦争体験がすごく大きくて、命の尊さ、平和の大切さを未来ある子どもたちに伝えたいという思いを強く持っていました。」
ONLY MI SPECIAL INTERVIEW『手塚治虫がマンガに込めた想い』より
自身が戦争を体験したからこそ、自分がメッセージを伝えなければ、という使命感も持っていた、と。
マンガ愛と強い使命感をもち、マンガに生涯を捧げた手塚先生のライフワークこそが「火の鳥」なんです。
俄然、興味が湧いてきませんか?
2. 全12編が1つの物語に繋がる超大作の構成
ここからは、いよいよ「火の鳥」の中身。「火の鳥」とは、どんなテーマ、ストーリーのマンガなのか?解説していきたいと思います。
2-1. テーマは『死と再生』
「火の鳥」は、火の鳥(不死鳥)を中心に据えた物語です。
火の鳥の生き血を飲むと、不老不死になれる。という設定のもと、その火の鳥の存在に翻弄される主人公たちと共に、遥か昔(3世紀頃)から遥か未来(35世紀)までの、
宇宙、地球、社会、人の生き様、
ハードカバー版「火の鳥 黎明編」より
死に様、
ハードカバー版「火の鳥 ヤマト編」より
そして、新たに生まれ変わる姿、、
ハードカバー版「火の鳥 復活編」より
鬼気迫る、衝撃的なシーンの数々が、力強く描かれています。
2-2. 時を超えまくる壮大なストーリー
「火の鳥」は、12編で構成されていて、各編は、それぞれ独立したストーリーとして成り立っています。さらに、12編をすべて繋げると1つのストーリーが出来上がります。
緻密に構想を練り、長い年月を経てつくられた長編物語です。
しかも面白いのは、執筆、連載された順番と時系列を照らし合わせたときに、過去→未来→過去→未来……と、過去と未来を行ったり来たりしているところです。
物語は、イラストの通り、最も遠い過去 → 最も遠い未来、と続き、徐々に現代に近づいていく。という展開で進んでいきます。
卑弥呼が占いで国を統治していた遥か昔の時代の話を読んでいたと思ったら、、AI(人工頭脳)が世界を統治していて、VR(バーチャルリアリティ)で脳内旅行を楽しんでいる人がいる、というようなことが当たり前になっている未来の話へ、一気に飛びます。
遥か過去、、
ハードカバー版「火の鳥 黎明編」より
未来、、
ハードカバー版「火の鳥 未来編」より
時を超えまくりです。
さらに言ってしまうと、物語が、過去から未来へ進んでいくと、最後にまた最初の話に繋がります。
物語はぐるぐる回り続けるわけです。
この時点ですでにお気づきかもしれませんが、、はじめに連載された一番過去の話である『黎明編』、次に連載された一番遠い未来の話『未来編』を読むと、ストーリーの結末がわかってしまいます。
1968年の虫プロ商事から発行された火の鳥未来編の単行本のあとがきでは手塚は次のように語っている
「私は、新しいこころみとして、一本の長い物語をはじめと終わりから描き始めるという冒険をしてみたかったのです。」
「火の鳥」を読むときは、作者の冒険に乗っかるもよし。
もしくは、、
各編はそれぞれ独立したストーリーとして成立しているので、執筆、連載された順ではなく、時系列順に読んでいって、最後に結末を読む。という楽しみ方もできます。「結末は最後に読みたい。」という場合は、時系列順に読んでいくのも面白いと思います。
どちらにせよ、、、
「火の鳥」は、時を超える壮大なテーマ、メッセージが込めれた物語です。
緻密に計算されたストーリーは、何千年も前に起きた出来事が、遥か未来に、そして、今に繋がっています。
あの時の出来事は、ここに繋がってたんだ!って。
「繋がった!」っていう瞬間って、なんだか気持ちがいいですよね。笑
そんな繋がる快感を何度も味わえるのも「火の鳥」の醍醐味です。
いろんな角度から、いろんな順番で、何度でもお楽しみください。
2-3. 各編あらすじ
ここからは、掲載されていた雑誌社の倒産によって、未完に終わった『黎明編』(漫画少年版)と、本格的な連載が始まる前の『エジプト・ギリシャ・ローマ編』を除いた、12編それぞれの時代、舞台設定、あらすじを簡単にご紹介していきます。
[1]『黎明(れいめい)編』
時代 | 3世紀 |
舞台(場所) | 日本(当時の倭) |
占いで国を統治し、権力を手に入れた卑弥呼は、永遠の若さと命に執着して、火の鳥を狙い続けています。
ハードカバー版「火の鳥 黎明編」より
卑弥呼の命令で、火の鳥が住んでいる火の山の麓にある村クマソを滅ぼした猿田彦(さるたひこ)。クマソ唯一の生き残りである少年ナギと姉。
火の鳥の存在に翻弄される人々は、それぞれ、苦悩を抱えながら生きています…
[2]『未来(みらい)編』
時代 | 西暦3404年 |
舞台 | 宇宙・地球・地下都市 |
地球は死にかかっていて、地上は荒れ果てています。人々は、地下に5つの都市国家を建設し、電子頭脳の統治のもと、暮らしています。
ハードカバー版「火の鳥 未来編」より
主人公の山之辺(やまのべ)マサトは、電子頭脳に認められていない宇宙生物ムーピー・タマミを隠していたため、犯罪者として追われることになりますが、火の鳥の導きによって、地上で絶滅生物を再生させようとしていた猿田博士のもとへ辿り着きます。
一方、地下都市では、電子頭脳同士による核戦争によって、人類は壊滅状態に…
[3]『ヤマト編』
時代 | 4世紀・古墳時代 |
舞台 | 日本(倭) |
ヤマト国のヤマトオグナは、大王である父から、クマソ国の川上タケルを殺すように命じられます。ヤマト国にとって、不都合な真実が書かれた歴史書を川上タケルがつくっていたからです。
ハードカバー版「火の鳥 ヤマト編」より
父の命に従って、クマソの国に入ったオグナでしたが、そこで偶然、火の鳥の存在を知ることに。
父である大王の墓(古墳)に一緒に生き埋めにされる人々を救いたい。という思いから、火の鳥の生き血を求めます…
[4]『宇宙(うちゅう)編』
時代 | 西暦2577年 |
舞台 | 宇宙 |
主人公たち5人を乗せた宇宙船が、ある惑星から地球へ向かって航海中に事故に遭い故障してしまいます。事故の原因は、操縦士だった牧村(まきむら)の自殺でした。
宇宙船の乗組員だった猿田、ナナを含む、残された4人は、壊れた宇宙船から、1人乗りの救命艇でバラバラに脱出。
ハードカバー版「火の鳥 宇宙編」より
4人が牧村の死について無線で話し合っていると、後ろから死んだはずの牧村の救命艇が現れる…
[5]『鳳凰(ほうおう)編』
時代 | 8世紀・奈良時代 |
舞台 | 日本 |
生まれた直後に事故に遭い、片目片腕を失った盗賊の我王(がおう)は荒んだ生活を送っていました。しかし、良弁僧正(ろうべんそうじょう)との出会いをきっかけに、仏師としての才能を開花させます。
ハードカバー版「火の鳥 鳳凰編」より
一方、盗賊時代の我王によって、利き腕を傷つけられた仏師の茜丸(あかねまる)は、仏師として生きていくことに絶望する。しかし、過酷なリハビリ、ある少女との出会いによって、仏師として復活し、名声を高めます。
時は経ち、生まれ変わった2人は、東大寺の鬼瓦制作という勝負の場で再会を果たすことに…
[6]『復活(ふっかつ)編』
時代 | 2482年 |
舞台 | 地球・宇宙 |
事故で死んだ主人公のレオナは、科学の力で生き返ります。それは、死んだ人を復活させる実験の第1号でした。
しかし、手術の後遺症によって、生き物の姿が、無機質で不気味な物体の塊にしか見えなくなります。
ハードカバー版「火の鳥 復活編」より
やがてレオナは、人の姿をしたロボットのチヒロに出会い、恋に落ち、愛するように。すると、感情がないロボットだったはずのチヒロにも感情が芽生え始めます…
[7]『羽衣(はごろも)編』
時代 | 10世紀 |
舞台 | 三保の松原 |
あるとき、漁師のズクは、松の木にかかっていた美しい衣を見つけます。お金に困っていたズクは衣を売ることします。
すると、おときと名乗る女が現れ、衣を返してほしいと頼みました。ズクにどこからやって来たのか尋ねられたおときは、遠い空の上の国から来たと答えます。おときのことを天女と勘違いしたズクは、衣を返してほしかったら、3年間一緒に暮らして欲しいと懇願。2人は一緒に暮らすことになります。
ハードカバー版「火の鳥 羽衣編」より
しかし、実はおときはタイムトラベルで未来からやってきた人だったのです…
[8]『望郷(ぼうきょう)編』
時代 | 宇宙時代 |
舞台 | 惑星エデン17 |
主人公のロミと恋人のジョージは、自然が破壊され続けている地球に嫌気がさし、無人の惑星エデン17で2人だけの生活をはじめる。しかし、事故でジョージは死んでしまいます。
残されたロミは、お腹の中にいた子供を産みます。ロミは、自分の子供と子孫を増やしていくことを決意。
ハードカバー版「火の鳥 望郷編」より
ロミは、自らの子供と結ばれるために人工冬眠にはいります…
[9]『乱世(らんせい)編』
時代 | 1172年・平安時代末期 |
舞台 | 日本 |
東北でマタギ(猟師)をしていた弁太(べんた)は、連れ去られた許嫁のおぶうを救うため京へ向かいました。そこで弁太は、牛若(うしわか)に出会い、家来になることに。
その頃、おぶうは、時の権力者である平清盛に仕えていました。清盛の死後、京の都では、権力をめぐって争いが起こります。
ハードカバー版「火の鳥 乱世編」より
そして、壇ノ浦の戦いで弁太とおぶうは運命の再会を果たします…
[10]『生命(せいめい)編』
時代 | 2155年 |
舞台 | 日本・南米 |
テレビプロデューサーの青居(あおい)は、低迷していたテレビ番組の人気を上げるため、クローン人間をつくってハンターに殺させるという企画を考案します。
ハードカバー版「火の鳥 生命編」より
企画を実現するため青居は、クローン研究所に向かいますが、不本意にも青居自身のクローン人間が大量に生産されてしまいました。
実際にテレビ番組が始まると、本物の青居まで、ハンターのターゲットとして命を狙われることに…
[11]『異形(いぎょう)編』
時代 | 室町時代 |
舞台 | 日本 |
時は戦国時代です。左近介(さこんのすけ)は本当は女でしたが、応仁の乱で功績を上げた父に男として育てられます。左近介はそのことで父を憎んでいました。
父が重い病にかかったとき、その病を治せる尼の八百比丘尼(はっぴゃくびくに)が現れます。父に早く死んでほしい左近介は、
ハードカバー版「火の鳥 異形編」より
八百比丘尼を殺すことを決意します…
[12]『太陽(たいよう)編』
時代 | 7世紀・21世紀 |
舞台 | 倭・日本 |
7世紀と21世紀を行き来する物語です。
663年、白村江(はくすきのえ)の戦いで敗れた兵士ハリマは、生きたまま顔の皮を剥がされ、オオカミの皮を被せられます。オオカミの顔になったハリマはその後、狗族(くぞく)と出会います。狗族は、倭の国では神と崇めれていましたが、仏教がはいってきたことで、魔物とされてしまい山奥に追いやられることになっていました。ハリマは、狗族のために力を貸すことになります。
21世紀の日本では、火の鳥を神と崇める宗教団体「光」が支配しています。
ハードカバー版「火の鳥 太陽編」より
坂東(ばんどう)スグルは、「光」に対抗する勢力団体「シャドー」の一員としてテロ活動をおこなっていました。しかし、「光」に捕らえられ、オオカミの頭の形をした洗脳ヘルメットを被せられてしまいます…
…
ということで、話のさわりだけですが、各編のあらすじを紹介させていただきました。
「火の鳥」は、メインテーマである『生命の死と誕生(再生)』を軸に、
- 歴史
- 戦争
- 宗教
- 社会
- 愛
- 芸術
- メディア
- 科学
- 宇宙
- 未来
などなど、多岐にわたるテーマが取り上げられています。
まずは、自分の興味・関心の強いテーマが取り上げられてる編や、単純に面白そうだなーと感じたストーリーから入っていく。というのもいいと思います。
3. 読んだ人の評価・感想
続いて、実際に「火の鳥」を読んだ人の感想をご紹介します。
さすが手塚治虫先生の名作です。壮大かつ深みがあります。考えさせられる漫画の哲学書だと思います。
Amazonより引用
大学生になって初めて読んだが、手塚先生が天才と言われる所以がよく分かった。テーマが壮大でなおかつ内容が濃い。こういうとお堅い感じがするが、マンガ自体は読みやすくどんどんなかに引き込まれていく。また、書かれている言葉が心に響く。
Amazonより引用
何度読んでも感動を覚えます。 手塚治虫先生の先見性、化学、科学、文学、宗教、医学(お医者様ですから、当然ですかね?)にもわたる広く深い知識に感銘を受けます。
Amazonより引用
自分の子供にもいずれ読ませてあげたい内容です。また読み返しても面白い
Amazonより引用
何度読んでも感動するし、何度読んでも新しい発見がある、そして、次の世代にも繋げたい。
レビューまで、まさに不死鳥ですね。笑
4. 物語はまだ続く?「火の鳥」は未完の大作だった…
ご存知の方もみえるかもしれません…
現在、「火の鳥」は、手塚先生の手によって描かれた『太陽編』で完結した、ということになっていますが、物語にはまだ続きがありました。
物語の続きに関して、数々の証言が残っているので、ここでご紹介いたします。
雑誌「COM」以降の連載作品では過去・未来・過去・未来と交互に描き、手塚本人が死亡した瞬間に作品が完結するという構想で描かれていた。
…
それを聞いた角川は手塚に対して「死ぬ時ですからね。描けませんよ(笑)」と語り、手塚は「いや、僕は描いて見せますよ」「一コマでもいいんですよね。それが一つの話になっていればいいんですから」と死ぬ直前に一コマでも物語を描くことを約束している。
…
手塚は胃癌で死ぬ直前の昏睡状態の時でも「鉛筆をくれ…」とうわ言を言っており、手塚の死に立ち会った手塚プロの松谷孝征社長によると手塚の最後の言葉は「頼むから仕事をさせてくれ」であったという
残念ながら、先生の手によって、最後のコマが描かれることはありませんでした。
しかし、、
手塚プロダクションの松谷孝征社長は「構想など手塚が残した骨子はあるので、次作が実現すれば、手塚プロ出身者など“身内”の誰かに描いてもらいたい」「舞台は幕末から明治維新。シュマリみたいな主人公が大陸に渡る話です」と語っている
手塚先生の構想をもとに、先生の意志を継ぐ人たちの手によって、この先、「火の鳥」が再び動き出すときがやってくるかもしれません。
ロマンのある話ですね。
5. 2019年4月6日!再び動き出した小説『火の鳥 大地編』
※2019年4月13日追記※
「平成」という1つの時代が終わり、「令和」に生まれ変わる…
というタイミングの…
2019年4月6日!
ついに!続編となる『大地編』が連載スタートしました!!
『大地編』は、手塚先生が残した原稿を元に、直木賞作家の桜庭 一樹(さくらば かずき)さんの手で紡がれる長編小説です。
手塚治虫『火の鳥』の幻の続編『火の鳥大地編』の小説版を、朝日新聞土曜別刷りbeで連載します。イラストは黒田征太郎さん。4/6開始です。https://t.co/SXvFEgtLke
— 桜庭一樹 (@sakurabakazuki) January 23, 2019
挿絵は、手塚作品をモチーフにした作品を手がけ、個展も開催されているイラストレーターの黒田 征太郎(くろだ せいたろう)さん。
黒田征太郎先生は昨年アトムだらけの個展を大阪で開催されましたが、そのアトムをもとにした絵本『18歳のアトム』が刊行されました。どのアトムも実にチャーミング♡ 黒田先生にはその昔『私のアトム展』へもご出展頂きましたが今回はまさに独り"私のアトム展"ですネ!東京での開催も期待しています。 pic.twitter.com/utGccRFEtw
— 手塚るみ子 (@musicrobita) April 7, 2019
物語は、日中戦争まっただ中の1938年から始まっています。
ファン待望の続編は、2019年4月現在、「朝日新聞別刷りbe」で連載中です。
もちろん、僕も読んでるんですが、すでに『火の鳥』お馴染みのキャラクターも登場していて、、
蘇る火の鳥の記憶ついに始まった…っていう高揚感本当にまだ続くんだ…っていう喜び
を感じながら、楽しんでます。笑
小説『火の鳥 大地編』特設サイト
↑こちらから試し読みできるので、よかったらご覧ください!
※2020年2月8日追記
現在は、40話まで連載が進んでいて、24話までは無料公開されています。
※2021年10月13日追記※
現在、物語は完結。小説『火の鳥 大地編』は、単行本上下巻で出版されています。
気になる方はぜひチェックしてみてください!
まとめ
ちょっと長くなってしまいましたので、最後に「火の鳥」の概要をまとめると…
- 漫画を愛し、漫画を通してメッセージを届け続けた手塚治虫先生
- その偉大な漫画家が、生涯をかけて描いた作品
- 人間の永遠のテーマである『生命』『死と再生』
- 生きていく上で深く関わるさまざまな題材を取り上げたそれぞれのストーリー
- 緻密な構想と、修正を繰り返し、つくられていった1つの壮大な物語
ということです。
あとは、主観的な要素ですが、いろいろ繋がっていく瞬間が気持ちいいです。笑
ここまで知ってしまったら、もう読むしかありませんね。笑
↑ご購入はこちらから
↓「マンガワン」は6話まで無料公開されていて、その後も1日4話ずつ無料で読み進められるので、隙間時間に少しずつ読み進めたい人はこちらもおすすめです!※現在は、掲載されていません(2022年8月19日追記)
じょにすけ
火の鳥の全12編を1つずつ解説する連載シリーズが完成しました!
黎明編のまとめ記事からスタートです。よかったらどうぞ〜!
↓↓↓↓↓↓
↓こちらは手塚治虫記念館の館長さんインタビュー記事。手塚ファン必見です!ぜひ併せてご覧ください!
火の鳥の時系列、こんなにビジュアルに分かりやすく整理していただいてありがとうございます!
この年表を便りに、また、読み返そうと思います(笑)